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レクサスのコンセプトカー「LF-SA」登場、都市での使用を想定したウルトラコンパクトカー
レクサスは、15年3月3日から開幕したジュネーブ国際モーターショーにコンセプトカー「LF-SA」を出展した。
LF-SAは都市での使用を想定し、狭い場所での取り回しやすさと機敏な走り、ドライバー自らが運転する歓びを表現したデザインスタディモデル。2+2シーターのウルトラコンパクトクラスで究極のラグジュアリーを具現化したものだ。
ボディサイズは全長3450mm、全幅1700㎜、全高1430㎜。プレミアムブランドのコンパクトカーといえばBMWの「mini」が人気だがminiのサイズは全長3835、全幅1725、全高1415。LF-SAはminiより全長で400㎜ほど短いというわけだ。
LF-SAを見ていて思いだすのが08年に発売されたトヨタ「iQ」。iQの全長3000mmと比べるとLF-SAは400㎜ほど余裕が生まれている。内装を見るとiQと同じように助手席を前に出し後席に座る“2+1シーター”を感じる。ホイールアーチの樹脂製パーツからクロスオーバーも感じさせる。人気のジャンルに持ち込むことも考えている。
トヨタはどうしてもiQの考え方で成功したいんだろうと思う。クロスオーバーにして高級感を出してレクサス店で売って富裕層の3台目需要を狙いたいというのが伝わってくる。2シーターにして安くしても売れない車をラインナップするより、200万円でもファンに売って高利益をあげるというのはありだと思う。
レクサスには「CT200h」というエントリーモデルがある。14年には8592台売っている。とても実用的で買いだと思うがせっかく貧乏ながらがんばってプレミアムカーを買おうと思っているのにレクサスの“貧乏人向け仕様”大作戦に負けた感じがして辛い。せめて3ドアを用意してくれたら・・
そんな中、今回LF-SAの登場には「ついにきたか!」という感じがある。iQは悪い車ではなかったが買おうと思うほどではなかった。当時は全長を長くして“パッソリムジン”的になった「パッソセッテ」の方が走りも室内もiQより良く感じた。
今後、市場の声が大きくなれば「SA○○」となって市販されるのだろう。ハイブリッドか小排気量ターボかわからないがiQより若干高性能になるはずだ。ダイハツ製1300㏄+CVTではなく、ヤマハ製1000㏄ターボに6MTや6SPDSでお願いします。そういえば昔GRMNから販売されていた「iQ“GRMN Supercharger”」は355万円だった。(編集担当:久保田雄城)
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