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Chrome OS、X11の代替となる「Freon」を採用
insiderman 曰く、 Googleが手がけるLinuxベースのOS「Chrome OS」の最新版である「Chrome OS M41」(Chrome Releasesブログ)では、X11に変わるグラフィックススタックとして新たに「Freon」なるものが搭載されたそうだ(Slashdot、Phoronix)。
Freonは、Chrome(Webブラウザ)が直接LinuxカーネルドライバやOpenGL ESインターフェイスとやり取りする仕組みだそうで、よりシンプルかつコンパクトな実装が特徴らしい。また、パフォーマンスの改善も見られるという。X11の代替としてはWaylandやMirといったものが開発されているが、FreonはChrome OSに特化しているのが特徴のようだ。
基本的にChrome上ですべての操作を行うChrome OSならではだが、Linux版ChromeやChromiumがWaylandやMirのサポートを廃止するわけではないそうで、今後もこれらのサポートは継続する模様。
なお、別件ではあるがChrome 39以降とLinuxカーネル3.16以前の組み合わせで問題が出るという話がPhoronxで報じられている。
これによると、Chrome 39以降ではLinuxカーネル3.17で導入されたseccompシステムコールで「SECCOMP_FILTER_FLAG_TSYNC」フラグを設定しないと正常に動作しないという。そのため、いくつかのディストリビューションでは問題の発生するLinuxカーネルに対するパッチが用意される状態になっている模様。
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