NY金:続落で1164.30ドル、強い米雇用統計・ドル高で売りが広がる

2015年3月7日 07:33

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記事提供元:フィスコ


*07:34JST NY金:続落で1164.30ドル、強い米雇用統計・ドル高で売りが広がる

NY金は続落(COMEX金4月限終値:1164.30 ↓31.90)。1197.30ドルから1163.00ドルまで下落した。この日発表された米国の2月雇用統計で、非農業部門雇用者数が減少予想に反して29.5万人増となり、失業率も予想以上に5.5%まで低下。それを受けて、連邦準備理事会(FRB)が6月にも利上げを開始するとの観測が強まり、ドル高となったことが売り圧力になった。

まず今月に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、フォワードガイダンス(金融政策の指針)の文言で、「忍耐強く」の部分が削除される可能性が高まった。雇用統計発表後、ユーロ・ドルは一時1.0845ドルまで下落し、ドル・円は121円28銭まで上昇した。《KO》

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