NY原油:反落で50.76ドル、ドル高による割高感や米製造業指標の悪化などで売り優勢

2015年3月6日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:02JST NY原油:反落で50.76ドル、ドル高による割高感や米製造業指標の悪化などで売り優勢

NY原油は反落(NYMEX原油4月限終値:50.76 ↓0.77)。51.98ドルまで上昇した後、50.61ドルまで下落した。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が、資産購入の開始を宣言し、期限について柔軟な姿勢をみせたことを受けて、緩和長期化の思惑からユーロ安・ドル高となり、原油価格の割高感が強まった。また、中国が今年の経済成長率の目標を7%程度に引き下げたことや、この日発表の米国の雇用、製造業関連指標の悪化なども、売り材料になった。

一方、リビアでは、反政府勢力による石油ターミナルへの攻撃で、原油の積み出しが困難な状況になっていること(国営石油公社)。また、イラクでは、過激派組織ISが支配下都市ティクリート近郊の油田に放火したことが伝えられ、原油相場の一時的な反発につながった。《KO》

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