下村文科相、「取材に応じることなく無視でお願い」要請か

2015年3月4日 10:34

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記事提供元:エコノミックニュース

 政治とカネに関する問題。特に、下村博文文部科学大臣については違法献金が疑われている後援会組織の博友会について、下村大臣や事務所は関与していないとされているが、下村大臣の秘書官から博友会の会員らに「大臣より、取材の要請が来ても応じる事無く、無視でお願いと申しております」と取材に応じないよう協力を要請するメールが送られていたのではないかと3日の衆議院予算委員会で民主党の柚木道義議員が資料を提示して疑惑を質した。

 下村大臣はこの提起に直ちに否定せず「確認してみたいと思う」と答えた。柚木議員は「こういったメールが実際に秘書官から出されているということであれば、これまでの大臣答弁の前提が根底から覆る」とし、調査結果を衆院予算委員会理事会に提出するよう求めた。

 また、2月27日の質疑で、脱税で有罪判決を受けた元塾代表から10万円の献金があったのか問われ「ない」としていた答弁を訂正。3日の質疑では「事務所のミス。おわびして訂正する」と献金を受けていた事実を認めたうえで「お金は返却した」とした。(編集担当:森高龍二)

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