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ヤマト、4月から新サービス「宅急便コンパクト」と「ネコポス」開始 メール便の後継
ヤマト運輸は3日、小さな荷物を対象にした新たな2つのサービス、対面配達サービス「宅急便コンパクト」と投函サービス「ネコポス」を4月1日より開始すると発表した。今月末で廃止されるクロネコメール便に代わる新サービスとなる。
「宅急便コンパクト」は、1994年に現行の6サイズ(60~160サイズ)となって以来、21年ぶりに宅急便のサイズを拡充し、60サイズよりも「小さな荷物」を専用BOXで手軽に送れる宅急便。法人、個人を問わず利用できる。セールスドライバーによる集荷と同社直営店、さらに取扱店から送ることができ、順次、コンビニ店頭での取扱う予定。
また、同サービスは「専用BOX」と「専用薄型BOX」の2種類の専用BOXが利用でき、専用BOXに入るものなら、重量の制限はない。料金は、宅急便と同様に地域別の料金。通販事業者をはじめとした、法人・各種団体の場合は、個別に料金を決める。一般の場合、関東発・関東着の荷物で659円(税込)が料金目安だ。ただし、クロネコメンバー割、デジタル割、持込割等を使うことで419円(税込)になる。
一方の「ネコポス」は、宅急便レベルの翌日配達のスピード輸送と、配達時のタイムリーな情報提供で受け取りの利便性を高めた、「小さな荷物」のポスト投函サービス。ただし、利用には同社との契約が必要となる。
同サービスでは、新たなサービスとして配達と同時に「投函完了メール」が、送り主側の登録したメールアドレスに配信されるため、在宅・不在に関わらず配達状況がタイムリーに把握できる。また「ネコポス」は、全国どこから発送しても一律の料金で、料金は数量などによって顧客ごとに決める。料金目安としては、月間約100個の発送で200円台半ばになるという。
「ネコポス」の取扱いサイズは、ポスト投函サービスを前提とするため、「角形A4サイズ(31.2cm×22.8cm)以内、厚さ2.5cm以内、重さ1kg以内」。荷物がポストに入らない場合には、配達せず持ち戻ることになる。(記事:町田光・記事一覧を見る)
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