ヤマト運輸、メール便代替の「クロネコDM便」の内容を発表 上限料金は164円

2015年2月23日 21:44

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3月31日に廃止する「クロネコメール便」の代替サービス「クロネコDM便」の利用までの流れを示す図(ヤマト運輸の発表資料より)

3月31日に廃止する「クロネコメール便」の代替サービス「クロネコDM便」の利用までの流れを示す図(ヤマト運輸の発表資料より)[写真拡大]

 ヤマト運輸は23日、3月31日に廃止する「クロネコメール便」の代替サービスとして4月1日から提供を開始する「クロネコDM便」のサービス内容を発表した。

 従来サービスの「クロネコメール便」では、郵政法上で違法となる信書を送る目的に使う利用者が見られた。同社では、規制見直しを求める要望を専門委員会に提案したものの、認められなかったため、1月22日に廃止を発表し、代替サービス「クロネコDM便」を提供すると発表していた。

 「クロネコDM便」の利用には事前契約が必要。「クロネコDM便 お取引申込書」に内容物の種類などを記載し、担当のサービスドライバー(SD)や営業担当者が、宣伝、広告関連の商材や、販促物などの非信書であるかどうかを確認する。その後、担当SDによる集荷または営業所への持ち込みにより送付できる。「クロネコメール便」からの変更点として、コンビニエンスストアなどの取扱店での利用はできなくなる。

 送付可能なサイズは、3辺計60cm(厚さ2cmまで、最長辺34cmまで)で、重さは1kgまで。料金は全国一律で、上限料金は164円となるが、数量や出荷形態などによって異なるため、詳細は担当営業店に問い合わせる必要がある。配送先は荷物受け、新聞受け、郵便受け、メール室などとなる。配達日数は400kmまでは翌々日、400km以上は3日後となる(離島などを除く)。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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