NY原油:続落で51.16ドル、在庫思惑で売り先行

2015年2月20日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:02JST NY原油:続落で51.16ドル、在庫思惑で売り先行

NY原油は続落(NYMEX原油3月限終値:51.16 ↓0.98)。49.15ドルまで下落した後、買い戻しがみられたが、前日終値水準52.14ドルまでの反発にとどまった。前日発表の全米石油協会(API)の週間石油在庫統計が1430万バレルもの増加だったこと、この日発表予定の米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)でも在庫増の予想だったことで、売りが先行した。

EIA週報では、国内全体の在庫が予想を大きく上回る増加となり、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫も増加が拡大。また、ガソリンも減少予想に反して増加だった。発表後は、持ち高調整や、20日(金)に米国内の石油掘削装置(リグ)の稼働数に関する発表があることから、買い戻しが優勢になったもよう。

【米週次原油在庫統計(2/13時点)、前週比】

原油在庫:+771.6万バレル(予想:+305万バレル、前回:+486.8万バレル)
オクラホマ州クッシング原油在庫:+366.3万バレル(前回:+121.4万バレル)
ガソリン在庫:+48.5万バレル(予想:-25万バレル、前回:+197.7万バレル)
留出油在庫:-381.4万バレル(予想:-119万バレル、前回:-325.2万バレル)
製油所稼働率:88.7%(前回:90.0%)《KO》

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