KasperskyがHDDのファームウェアに感染して情報収集を行うマルウェアを発見したと発表

2015年2月19日 22:19

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記事提供元:スラド

Printable is bad. 曰く、 Kaspersky Labが、Western DigitalやSeagate、東芝、IBM、Micron、Samsungといった主要メーカー製のHDDのファームウェアに感染して情報収集を行うマルウェアを発見したと発表している(GIGAZINE)。

 このマルウェアの作者は「The Equation group」とよばれる大規模な組織で、イラン、ロシア、パキスタン、アフガニスタン、中国、マリ、シリア、イエメン、アルジェリアなどの30か国で、感染が確認されているという。

 HDDのファームウェアに感染したマルウェアはセキュリティソフトで検出・削除することが理論上不可能だそうだ。

 また、このマルウェアが米国家安全保障局(NSA)によって使われていたという話も出ている(Register)。

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