zigsow、消費者の購買活動を促進するO2Oクラウドサービスの提供開始

2015年2月11日 13:53

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zigsowは、購買行動を促進させるO2O(Online to Offline)クラウドサービスを提供開始する(写真:同社発表資料より)

zigsowは、購買行動を促進させるO2O(Online to Offline)クラウドサービスを提供開始する(写真:同社発表資料より)[写真拡大]

 zigsowは10日、購買行動を促進させるO2O(Online to Offline)クラウドサービスの提供開始と、そのサービスの第一号ユーザーが伊勢丹メンズ館であると発表した。サービスの名称は、「ZIGSOW RUNWAY」である。

 新サービスは、重要なマーケティング要素である「コンテンツ」、「Webやアプリ、実店舗などのチャネル」、「消費者の属性」、「消費者の行動履歴」を統合管理する。これにより利用企業は、コンテンツをWebで発信するだけでなく、スマホを通じて消費者の属性に応じたコンテンツのプッシュ配信、実店舗への入店時に属性に応じたイベント情報の配信や商品に関連したコンテンツの表示などを簡単に行え、消費者の購買行動を促進できる。さらに、実店舗での行動履歴をECサイトなどでも活用もできる。

 主な機能は、「コントロールセンター」、「オウンドメディアサービス」、「メディアアプリ」、「センサー」、および「仮想コマース」で構成される。「コントロールセンター」は、サービスの管理ツールでコンテンツ、チャネル、消費者の属性、および消費者の行動履歴を統合管理する。「オウンドメディアサービス」は、クライアントのニーズに最適化されたメディアを設計、デザインし、消費者とのリレーションシップを築く。

 「メディアアプリ」は、スマホにイベントやキャンペーン情報、クーポンなどのコンテンツ配信や、アプリ利用者の属性に即したコンテンツを配信し消費者を店舗へ誘導する。「センサー」は、BeaconやWi-Fiなどの無線通信を活用し、店舗来店者に有効な製品情報やセール情報を配信し、購買意欲を高める。「仮想コマース」は、AR(拡張現実)技術を活用し、店舗外にいる消費者にリアルタイムに情報を配信、店舗への誘導をはかる。また、VR(仮想現実)技術と組み合わせて店舗外でも店内で買い物をしているようなEコマース体験を提供できる。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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