AXSEED、子供のアプリ利用制限や災害時の安否確認ができる「まもるゾウ+」

2015年2月8日 21:00

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スマートフォン向け子どもと家族のみまもりアプリ「まもるゾウ+(プラス)」の操作画面例

スマートフォン向け子どもと家族のみまもりアプリ「まもるゾウ+(プラス)」の操作画面例[写真拡大]

 AXSEEDが、スマートフォン向け子どもと家族のみまもりアプリ「まもるゾウ+(プラス)」の無料(トライアル期間中)提供を開始した。Google play、App Storeでダウンロードできる。

 「まもるゾウ+」は、災害等の緊急時に利用できる「家族防災ガード」、保護者が子供のスマートフォンの利用制限を行える「チャイルドガード」、スマートフォンを紛失した際に役立つ「プライバシーガード」の3機能を備えたアプリ。iOSは家族防災ガードのみ対応。

■家族防災ガード

 名古屋大学減災連携研究センター監修のこの機能では、災害発生時に電話発信が制限されている環境でも家族間での安否確認ができ、パスワードロック状態でもロック画面の上に確認画面を表示。また、全国約13万件の避難所と約5千件の広域避難所のデータを収録しており、避難所の検索やルート確認も可能。避難所は標高別に5段階に色分けされ地図上に表示されるので、津波を意識して避難することもできる。

■チャイルドガード

 保護者のスマートフォンやパソコンから、子供のスマートフォンに対して使用制限や遠隔操作を行う機能。指定したアプリのみを利用可能にし、累積利用時間や利用曜日、時刻まで細かく制限を設定できるため、学校にいる時間や深夜の利用を防ぐこともできる。また、通話時間の制限や発着信許可番号の設定も行え、長時間の通話や知らない番号からの着信を避けることができる。

■プライバシーガード

 スマートフォンを紛失した際、家族のスマートフォンやパソコンから端末のロックや初期化を行うことができる機能。端末に蓄積されている個人情報の漏えいを防ぐ。また、家族のスマートフォンやパソコンからの操作でマナーモードであっても大きな音を鳴らして近くに端末がないかを確認したり、位置情報を取得し地図上に表示したりすることもでき、端末を探す際にも役立つ。

 近年、小中学生に対しスマートフォンの普及が進むと共に、授業中や夜遅くまで使用をやめられない「スマホ依存」の児童が増加傾向だ。同社は、法人向けにモバイル端末管理システム「SPPM」の開発・提供を行っており、そのノウハウを生かしてこのアプリ開発を行ったという。今後は「まもるゾウ+」に集中管理機能を追加した上で学校や塾など、文教系の法人にも対応していくことを目指すという。(記事:町田光・記事一覧を見る

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