邦人の拘束殺害検証し、可能な限り公開を 民主・岡田代表

2015年2月2日 11:07

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記事提供元:エコノミックニュース

 民主党の岡田克也代表は1日、シリアでの邦人拘束事件で後藤健二氏らが殺害されたとの情報を踏まえ、党としての談話を発表した。この中で「後藤健二氏が殺害されたとの報に、切実な悲しみと痛烈な怒りを禁じえない」とした。

 そのうえで「日本国民の保護に万全を期すこと」を求めたほか「このような事態が二度と起こらないよう、今回の事件への対応を検証することが必要」とし「政府にはこの間の経緯について、可能な限り最大限の情報を国民に公開するよう求めたい」と述べた。菅義偉官房長官は検証する考えをこの日の記者会見で語っている。

 岡田代表は、記者団に「中東地域の安定のため、わが国がしっかり貢献して行かなければならないということを改めて強調しておきたい。今回のこの事案に関連してイスラム教徒に対する偏見のようなものが生まれないことを強く希望したい」とも語った。

 また、今回のことを踏まえ「日本国民の気持ちをしっかりと発信するためにも国会決議を行うことについて各党間で検討すべき」とした。(編集担当:森高龍二)

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