【株価診断】好事業環境のレアジョブ、オンライン英会話の最大手、『日本人1000万人に英語を』、株価下値確認で仕込み場

2015年1月22日 08:52

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 レアジョブ <6096> (東マ)は、2007年10月に現社長の加藤智久氏がオンライン英会話事業を立ち上げ、7年後の2014年6月に東証マザーズに上場した。

 起業当時を振り返って加藤社長は、「起業に踏み切るかどうかとても怖かった。当時、フィリピンを訪れたとき高い英語力を持った優れた人たちと出会い、しかも、彼らに十分な雇用機会のないことを知り、彼らの能力をインターネットを通して日本の皆さんに提供することができればと思ったことが起業に踏み切る気持ちになった」と語っている。

 現在、連結子会社の「RareJob Philippines」(2008年10月設立)を持ち、2014年3月末でのユーザ数は23万人。2014年3月期の売上は16億9000万円となっている。

 「レアジョブ英会話」の名称で、フィリピン人講師と日本人ユーザのマッチングを行い、ユーザはWebサイトを通じて予約を行いマンツーマンで英会話レッスンを受けることができる。Skype(インターネット電話サービス)を利用しているため通話料はかからず、レッスン料が25分で129円と低価格が特徴。現在、講師3000人以上を擁している。

 上場後、初の本決算となる2015年3月期は2ケタの増収増益の見通し。昨年5月にリクルートライフスタイルと提携し「レアジョブ英会話リクルート校」を開校、同6月にはスタンブ英会話アプリ「チャッティ」の提供を開始、さらに8月にはジョルテと共同でスマホ用カレンダーアプリ、「ひとこと英会話」、「日めくりカレンダー」の提供を開始した。こうした寄与で売上は31.2%増の22億1700万円、営業利益39.2%増の1億8400万円、1株利益49.1円の見通し。配当は無配。

 誰でも英語を話せるようになるまでしっかり付き添ってもらえることがセールスポイント。自動車学校の通えば誰でも運転ができるようになる自動車学校のような存在として、『日本人1000万人を英語が話せるようにする』ことを目標として掲げている。

 昨年6月上場時の初値は3155円、7月に5420円と買われたあと調整相場となっている。安値は11月7日の1980円。高値と安値の「中間値」は3700円。11月28日には3400円まで戻し、足元では2800円を挟んだモミ合いの展開。

 企業活動のグローバル化、外国人観光客の急増、さらに東京オリンピックを控え英会話へのニーズはいっそう高まる。オンライン英会話最大手の強みを発揮し好事業環境を享受するものと期待される。

 下値を確認しているため中期スタンスで好仕込み場といえる。第1目標は中間値3700円奪回で、その後、オリンピックの盛り上がりを背景に高値更新が期待されそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
キーコーヒー:期限限定「トアルコトラジャカフェ」オープン!(2015/01/15)
【ドクター箱崎幸也の健康増進実践法】喫煙と認知機能低下・子供への影響と関連(2015/01/15)
【Newsで一枚】サクセスホールディングスの野口洋社長(2015/01/14)
【話題】クリナップ:「世界にひとつのキッチン」(絵)原画展を開催(2015/01/14)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事