NEDO、タイの工業省と廃棄物処理分野で提携

　独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は16日、タイ工業省と廃棄物処理分野の計画策定等に係る協力を進めていくことで合意し、同日、協力合意書(LOI)を締結したと発表した。

　NEDOは、1990年代からタイにおいて60以上の協力事業を実施し、関係機関との協力関係を構築している。特にタイ工業省とは、エネルギー・環境分野を中心とした多くの協力事業の実績があり、同省との協力関係強化は、日本企業のタイ及び周辺地域への進出支援に資することが期待されるという。

　今回のLOIにより、NEDOがタイにおける廃棄物焼却施設設立に係る計画策定を支援し、タイにおける上記課題の改善方法を検討することになる。さらにNEDOは、タイ工業省との廃棄物処理分野の計画策定等に関する協力を通じて、同国におけるエネルギー・環境問題の解決および日本の先進的技術の同国への普及展開を図る方針だ。