三井住友建設とIHIインフラシステム、ベトナムでニャッタン橋(日越友好橋)を竣工

2015年1月5日 23:17

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三井住友建設とIHIインフラシステムとの共同企業体が12月に竣工したニャッタン橋(三井住友建設の発表資料より)

三井住友建設とIHIインフラシステムとの共同企業体が12月に竣工したニャッタン橋(三井住友建設の発表資料より)[写真拡大]

 三井住友建設は5日、IHIインフラシステムとの共同企業体が、ベトナム中心部の紅河をまたぐニャッタン橋(日越友好橋)を2014年12月に竣工したと発表した。

 ニャッタン橋の建設プロジェクトは日本政府の円借款によるODA案件で、交通渋滞問題を抱えるハノイにおける幹線道路を建設するものである。2009年10月に着工していた。同様に円借款ODA案件で建設が進められている国道3号線と接続し、ハノイ中心部からノイバイ国際空港を経て、中国国境へとつながる大動脈となる。

 工事は、世界的にも珍しい形式である6径間連続鋼桁斜張橋(1,500m)の主橋部と取付橋部(1,580m)を合わせて総延長3,080mの規模を誇る。主塔を支える5基の大規模基礎は、日本で開発されベトナムで初めて採用された鋼管矢板基礎工法で施工。

 三井住友建設は、ニャッタン橋の完成により、市民の利便性が高まり、安全で安心な橋として大いに利用されることを期待するとしている。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る

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