クレディセゾン、米Coin社を買収 最大8枚のクレジットカードを1枚に集約

2015年1月5日 14:04

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「コイン」デバイスの仕様 (クレディセゾンの発表資料より)

「コイン」デバイスの仕様 (クレディセゾンの発表資料より)[写真拡大]

 クレディセゾンは5日、複数の磁気ストライプカードを1枚に集約するデバイス「コイン」事業を展開する米国のCoin, Inc.(Coin社)へ出資したと発表した。

 クレディセゾンは、東南アジアマーケットへの参入に向け海外事業の強化を経営戦略に掲げている。今回の米国企業への出資は、最新技術を有するスタートアップ企業やベンチャー企業への出資を通じ、同社会員の利便性追求や新たな価値の提供によるカード取扱高の拡大を狙ったもの。Coin社は、その中で同社ビジネスとの親和性が強く、日本展開の可能性を秘めた技術力の高い企業だとしている。

 Coin社が開発した見た目がクレジットカードそのものの「コイン」デバイスは、クレジットカードサイズのスマートな情報機器となっており、機器上にある丸いボタンの押下により、事前に登録した最大8枚のカードを切り替えて使うことができる。各種クレジットカード・プリペイドカード・ポイントカードの磁気情報は、スマートフォンに専用読取端末を使って読み取ることで、アプリ上にてカード情報を管理することができるようになる。事前にスマートフォンから「コイン」に暗号化された BLE経由で同期することで、普段のカード利用方法と同じ行動や環境で使用できる。

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