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Facebook、「今年のまとめ」自動生成機能に不快感を示したユーザーに謝罪
あるAnonymous Coward 曰く、 Facebookでは現在ユーザの1年間の投稿からハイライトを抜粋し「今年のまとめ」を自動生成し公開を呼びかける機能が登場している。最も「いいね!」がついた写真が表紙に使われたこのまとめのプレビューはユーザのフィードに表示され、ユーザは内容を自由に変えたりして公開することが出来る。しかしユーザの中には今年を振り返りたくない人もいるだろう。CSS解説書の著者でありウェブデザイナーであるエリック・メイヤー氏もその1人であり、この機能について自身のブログで改善策を提案している(The Washington Post、Slashdot)。
今年最愛の娘を僅か6歳にして亡くしたメイヤー氏にとって今年は振り返るのが辛い年であり、Facebookが生成するパーティのような背景に組み込まれた娘の写真は不愉快でしかなかったとのこと。もちろんこれはアルゴリズムによる自動生成であることは氏も十分に理解しているが近しい人の死や病気、失業や離婚など振り返りたくない日々を過ごした人たちにとっての配慮を組み込み、このようなアルゴリズムによる不幸を回避することは難しいことではないと指摘する。氏は自身のブログで具体策として写真を自動組み込みをやめること、またプレビューを表示する前にユーザに確認することなどを提案している。
なお、この機能の開発者であるFacebookのジョナサン・ゲラー氏はメイヤー氏に対しこの機能が引き起こした苦痛について謝罪し、また氏が悲しみの中時間を取りブログを綴ったことに感謝の意を表したとのことだ。
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