日米の注目経済指標:米雇用統計は雇用者数+24.0万人、失業率5.7%予想

2014年12月27日 18:11

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記事提供元:フィスコ


*18:11JST 日米の注目経済指標:米雇用統計は雇用者数+24.0万人、失業率5.7%予想

12月29日-1月9日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

■1月2日(金)日本時間3日午前0時発表
○(米)12月ISM製造業景況指数-予想は57.5
参考となる11月実績は58.7で10月の59.0を下回ったが、市場予想を上回った。内訳では支払い価格指数が10月の53.5から44.5に低下。雇用指数もやや低下している。12月については、新規受注指数がやや低下する可能性があり、市場予想は妥当な水準か。

■1月7日(水)午後10時15分発表
○(米)12月ADP雇用統計-予想は前月比+22.5万人
参考となる11月実績は+20.8万人。12月中旬頃における新規失業保険申請件数の水準を参考にすると、12月の雇用者数は11月実績をやや上回る可能性がある。市場予想は妥当な水準か。

■1月7日(水)午後10時30分発表
○(米)11月貿易収支-予想は-419億ドル
参考となる10月貿易収支は-434.32億ドル。原油価格は下落したが、10月の輸入金額は過去最高水準だった。輸入増加は米経済が順調であることを示唆しているが、世界経済の成長鈍化によって輸出の伸びは期待できない。11月貿易収支の市場予想は妥当か。

■1月9日(金)午後10時30分発表
○(米)12月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数が前月比+24.0万人、失業率が5.7%
参考となる11月非農業部門雇用者数は+32.1万人で市場予想を大きく上回った。11月は製造業、サービス業などで雇用の増加が確認されており、12月時点でこの状況が一変する可能性は低いとみられる。12月の失業率は低下が予想されているが、求職活動の再開する人が増えることで失業率は横ばいとなってもおかしくない。《TN》

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