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JFEエンジニアリングと月島機械、マレーシアで産業廃棄物焼却プラントを完成
JFEエンジニアリングおよび月島機械は24日、それぞれが100%出資する現地法人の共同企業体が、マレーシアのボルネオ島サラワク州で産業廃棄物焼却プラントを完成させたと発表した。
このプラントは、ドイツ大手の廃棄物処理企業であるトリニケンス社とマレーシア国サラワク州政府による合弁会社、サラワク・ウェイスツ・マネジメント社から受注したもので、月島機械グループにおいて熱処理プラントを得意とする月島環境エンジニアリング製キルンストーカ炉を採用しており、液体物から固形物まで幅広い種類の廃棄物を処理することが可能。また、隣接する埋立地から発生するランドフィルガスを収集し、燃料として活用することで、ランニングコストの低減と温室効果ガス排出の削減が図られる。
サラワク州で唯一の廃棄物処理事業者であるサラワク・ウェイスツ・マネジメント社は、このプラントにより製油所などから発生する産業廃棄物の焼却処理を拡大するとともに、東マレーシアの病院から排出される医療廃棄物の処理を行う。
両社は、このプラントの受注に際して、JFEエンジニアリンググループの都市環境プラント建設の実績、月島機械グループの各種熱処理技術に加え、両社の現地法人によるプロジェクトの徹底した現地化遂行体制が評価されたとしている。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る)
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