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三菱日立パワーシステムズ、ドミニカの発電会社向けに蒸気タービンと発電機を受注
三菱日立パワーシステムズは、12日、ドミニカの発電会社であるAESドミニカーナ向けに出力約12万2,700キロワットの蒸気タービンおよび発電機を受注したと発表した。これらは既設ガスタービン発電設備からなる同社のロス・ミナ発電所をコンバインドサイクル(GTCC)化するための機器で、EPC(設計/調達/建設)を担当するスペインのエンジニアリング会社テクニカス・レウニダスを通じて供給される。運転開始は2017年1月の予定。
今回の受注は、同社の米国拠点である三菱日立パワーシステムズアメリカ(MHPSA)を通して実現した。プロジェクトは、首都サントドミンゴ近郊に位置するロス・ミナ発電所の既設ガスタービンに、蒸気タービンや発電機などを加えることでGTCC化し、燃費効率を高めるとともに、出力を約32万キロワットまで上げる。運転開始後は、堅調な経済発展を背景とした首都域の電力需要に高効率かつ大容量で応えることとなる。
GTCC発電設備は、ガスタービンでの発電に加え、その高温排ガスを利用して蒸気タービンでも発電できる高効率発電システムで、高い燃費効率を実現してエネルギーの有効利用と温室効果ガス削減に貢献する。同社はGTCC発電設備やその主要機器を国内外で多数納入し、市場の信頼を獲得している。2002年にもAESドミニカーナの所有するアンドレス発電所向けにGTCC発電設備を納入しており、今回の受注はこれに続くものとなる。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る)
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