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タカラバイオ、ハイスループット解析ツールで遺伝子変異解析サービスを開始
タカラバイオは8日、遺伝子変異をハイスループットで効率的に解析できる「MassARRAY」を用いた、遺伝子変異解析サービスを本年12月15日から開始すると発表した。
遺伝子変異は、複数蓄積するとがんを発症する可能性が高まるほか、体質、病気のなりやすさ、薬の効き目や副作用などに影響を与えているといわれている。このため、近年、解析対象として重要性が増しているという。今回サービスを開始する「MassARRAY」は、PCR法を活用した簡便なサンプル調製プロトコルと質量分析による検出を組み合わせた米国Agena Bioscience社製のシステムである。96検体や384検体について最大40の遺伝子変異やSNPを一度に解析することができる。多検体で多種類の遺伝子変異やSNPのハイスループット解析が可能である。
同社は、このMassARRAYを用い、製薬企業や検査会社、ゲノムコホート研究者たちに有益なサービスを提供していく。また、ユーザーの要望に応じて、解析対象の遺伝子を選べるカスタムタイプのサービスも提供する。また、MassARRAYの他、従来のサンガー法を基にしたシーケンサーとは異なる次世代シーケンサー、アレイ、PCRでのDNA増幅産物の生成過程をリアルタイムで検出・解析を行うリアルタイムPCRによる遺伝子変異解析サービスを行っており、遺伝子解析サービスを拡大していく方針だ。
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