メルセデス・ベンツ、高級車首位の獲得に向け中国事業を強化

2014年11月25日 08:39

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記事提供元:フィスコ


*08:39JST メルセデス・ベンツ、高級車首位の獲得に向け中国事業を強化
独自動車大手ダイムラー傘下の高級車ブランド「メルセデス・ベンツ」は高級車販売の世界首位獲得に向け、中国事業を一段と強化する。今月初めには、北京の研究開発センターが正式に始動。中国消費者のニーズを把握し、製品の改良を進めていく方針だ。また、現地生産化を推進する考えで、同比率を来年には67%(現行55%)へ引き上げる計画を示している。明報が24日伝えた。

メルセデス・ベンツの13年販売台数は146万2000台。高級車販売では、BMW、アウディに次ぐ世界3位に付けている。ただ、中国での販売台数を除くと、順位はBMWに次ぐ2位に浮上する。このため、中国市場での販売をいかに拡大するかが、今後のランキングを左右する重要なカギとなる。

拡販に向けた戦略の一つとして、電気自動車(EV)にも力を入れる。メルセデス・ベンツは比亜迪(BYD:1211/HK)と合弁会社を設立し、中国向けEV「DENZA」を共同開発した。中国はEV向けの政策支援が多いため、BYDとの提携でその恩恵を最大限に享受できるという。

【亜州IR】《ZN》

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