Apple、App Storeでの無料アプリの表示方法を変更

2014年11月22日 20:07

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記事提供元:スラド

AppleがApp Storeで無料アプリのインストールボタンなどで使用していた「無料」という表現を、「入手」に変更している(Mac Rumorsの記事ITmediaニュースの記事Appllioの記事)。

表現が変更されているのは、個別のアプリの詳細画面やランキング画面のほか、iOS版App Storeの「おすすめ」画面など。iTunes版のApp Storeでは、メイン画面やカテゴリ別の画面で無料アプリの価格表示(無料)が削除されているようだ。ただし、「トップ無料」といった表記については変更されていない。また、アプリ内で課金アイテムの購入や有料版へのアップグレードが提供されている場合は「App 内課金有り」と表示されるようになっている。

変更の理由は明らかにされていないが、アプリ内購入のある無料アプリを「無料」と表現することに対する圧力が強まっていることが原因とみられる。欧州委員会では昨年12月にアプリ内購入のあるアプリを「無料」と表現しないよう、AppleやGoogleなどに要請しており、Googleでは既にPlayストアのアプリ詳細画面で「無料」との表現を廃止して、アプリ内購入の有無を明示するようになっている(過去記事)。 スラッシュドットのコメントを読む | アップルセクション | ビジネス | ソフトウェア | スラッシュバック | ニュース | iOS | アップル | お金

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