ドル・円と消費税の法則

2014年11月13日 13:25

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記事提供元:フィスコ


*13:25JST ドル・円と消費税の法則
ドル・円のテクニカル分析では、2012年2月に「斜行三角形」が完成したことで、ドル高8年サイクルの2015年に124円14銭を目指す上昇トレンドを形成中である。

ドル・円は、過去3回の消費税引き上げを受けて、円安に反応している。
1989年4月、竹下内閣は、消費税(3.0%)を導入し、ドル・円は、翌年1990年4月にかけて、160円35銭まで上昇した後、反落した。
1997年4月、橋本内閣は、消費税を3.0%から5.0%へ引き上げ、ドル・円は、翌年1998年8月にかけて、147円64銭まで上昇した後、反落した。

2014年4月、安倍内閣は、消費税を5.0%から8.0%へ引き上げ、ドル・円は、116円台まで上昇している。
過去の2回のパターンからは、2015年に目標値124円14銭まで上昇して、反落することが予想される。

2015年10月に、安倍首相は消費増税10%を予定していたが、先送りする可能性が高まっていることで、反落シナリオの可能性が高まったのかもしれない。《MY》

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