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(中国)11月11日のネット通販セール、アリババは開始38分で取引1800億円突破
記事提供元:フィスコ
*13:36JST (中国)11月11日のネット通販セール、アリババは開始38分で取引1800億円突破
11月11日の「光棍節(こうこんせつ:シングルデー)」を迎え、中国でオンライン通販が盛り上がりを見せている。電子商取引最大手、阿里巴巴集団(アリババ・グループ・ホールディング:BABA/NY)傘下の通販サイト「天猫(Tモール)」では、セール開始から3分で総取引額(GMV)が10億人民元(約187億円)を突破。その後も急速な勢いで膨らみ、38分時点では100億人民元に達した。昨年のシングルデーでは、この大台に乗せるまでに6時間かかっていた。
アリババは、今年の総取引額の目標を500億人民元に設定している。これは前年実績の350億人民元に比べ、約1.4倍に上る規模だ。現在の取引状況から見て、目標を大幅に上振れる可能性が高いとみられている。
今年は新たな取り組みとして、同イベントの“国際化”戦略を打ち出している。国内消費者が、日本や韓国、オーストラリア、英国などの商品を購入できるようにしたほか、海外消費者の取り込みも狙う考えだ。まだ立ち上がり段階にあるものの、今後はこの海外部分の成長余地が大きいと陸兆禧・最高経営責任者(CEO)はコメントしている。
「光棍」は中国語で「独り者」の意。11月11日は1が並ぶため、近年は「独身者の日」として定着した。「11」が重なることから「双11」とも呼ばれる。アリババは5年前、「独りで頑張っている自分にご褒美を」と銘打ち、この日に大規模な安売りセールを行うイベントを開始した。これが人気化したことをきっかけに、毎年11月11日にさまざまな通販サイトによる「双11」商戦が繰り広げられるようになった。《ZN》
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