G-20サミットでの円高要因とドル高要因

2014年11月10日 17:15

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記事提供元:フィスコ


*17:15JST G-20サミットでの円高要因とドル高要因
20カ国・地域(G20)の金融規制当局で構成する金融安定理事会(FSB)は、破綻時に損失を吸収するための新たな資金的対応の枠組み「総損失吸収能力(TLAC)」を発案し、15日-16日のG20サミットで提案する。


カーニー英中銀総裁(金融安定理事会議長)は、総損失吸収能力(TLAC)は、「大き過ぎて潰せない」を終わせる、と述べている。


巨大銀行が自己資本比率の増額に動いた場合、ドルの需要が高まることで、長期的・構造的なドル買い要因となる。


一方で、豪準備銀行金融政策四半期報告「日本銀行の金融政策と年金基金の新資産構成で、オーストラリアへの資金流入が続き、豪ドルの支援材料になる可能性が高まる」に代表されるように、G20サミットでは、日本銀行の追加緩和、年金基金の外貨建て資産投資増額を受けた円安に対する牽制が警戒されている。《MY》

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