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サントリーの「山崎」が世界最高のウイスキーに
記事提供元:フィスコ
*15:05JST サントリーの「山崎」が世界最高のウイスキーに
英国の著名なウイスキーガイドブック「ワールド・ウイスキー・バイブル」の2015年版で、サントリーのシングルモルトウイスキー「山崎シェリーカクス2013」が最高得点を獲得し、「世界最高のウイスキー」に選出された。日本産ウイスキーが最高賞に選ばれるのは創刊以来初めて。
世界中の約4700の製品から、品質を比較して「最高賞」が選出されたが、著者のジム・マーリー氏は「山崎」を「ほとんど言葉にできない非凡さ」や「極上の骨太さを持つ大胆な香り」と好評し、100点満点中過去最高タイの97.5点と採点した。
サントリーホールディングスによると、「山崎シェリーカスク2013」は欧州限定品で、13年11月1日に日本円換算で約9450円で3000本を発売し、同年末に完売したという。
折しも日本ではウイスキー造りを描いたNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」が好視聴率で話題となっており、ニッカウヰスキーの「竹鶴」など一部の商品が予想以上の売り上げ増で、休日返上のフル稼働状態だが生産が追いつかない状態にあるという。
「マッサン」は、「日本のウイスキーの父」と呼ばれるニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝氏と妻のリタさんをモデルに二人の生涯を描いており、竹鶴氏はサントリー(当時の寿屋)勤務時の1920年代、山崎蒸溜所の初代工場長として日本初の本格スコッチウイスキー製造に関わっていた。今回その蒸溜所の名前のウイスキーが世界最高に選ばれたのだ。
ここ数年、サントリーが仕掛けたウイスキーを炭酸で割って飲む「ハイボール」も人気となっているため、この選出を追い風に、日本でのウイスキー人気が益々高まりそうだ。《YU》
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