(中国)北京市地下鉄でドア事故、女性乗客1人が犠牲に

2014年11月10日 08:44

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記事提供元:フィスコ


*08:44JST (中国)北京市地下鉄でドア事故、女性乗客1人が犠牲に
北京市内を走る地下鉄で6日、安全ドアと車両ドアの間に位置する狭い空間に押し込まれた乗客1人が圧死する事故が起きた。現場は、5号線の恵新西街南口駅ホーム。朝陽区に位置する。速やかに中日友好病院に搬送されたものの、約1時間後に死亡したという。中国政府系メディアなどが報じた。

犠牲者は河北省出身の33歳女性。事故は午後7時5分ごろに発生した。周囲の乗客は助け出そうと扉をこじ開けようとしたものの、車両はそのまま発車。目立った外傷はないものの、臓器が圧迫された。多数の骨折がみられたとされる。

当時は乗降客が密集し、ホーム上が混みあっていた。約100メートル走行し、車両はようやく停止したという。

設備故障の嫌疑も浮上している。赤外線センサーが正常に作動していなかった可能性もあるため。安全面を重視し、2007年に開通した地下鉄5号線の各駅では、開業当初からホームドアが設置されていた。《ZN》

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