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(中国)「中欧列車」が正式運行、独まで1.2万キロを18日で結ぶ
記事提供元:フィスコ
*14:01JST (中国)「中欧列車」が正式運行、独まで1.2万キロを18日で結ぶ
中国と欧州を結ぶ国際貨物列車「中欧列車」が30日に正式運行を始めた。貨物3000トン(大型トラック約50台分)を満載した列車は、この日午前に湖南省長沙の霞凝貨物置き場を出発。18日間かけて最終目的地、ドイツ工業地帯のデュースブルクまで走行する予定だ。運行距離は1万1808キロ。新彊ウイグル自治区ボルタラ・モンゴル自治州の阿拉山口市から国境を通過し、カザフスタン、ロシア、ベラルーシ、ポーランドを経由してドイツに至る。中国広播網が伝えた。
貨物運賃の大幅軽減が可能となる。中国外運湖南支社によると、長沙~デュースブルクの20フィートコンテナ1個当たり運賃は、5~7日かかる航空で6万5000米ドル、45日かかる海運で3000~3500米ドルを要する。やや時間を消費するものの、運行をスタートした中欧列車を利用すれば、運賃は空運の14分の1、海運の3分の1で済むという。
湖南省の貿易相手は、エリア別で欧州が最大。その貿易額は、今年上半期だけで16億8000万米ドルに達した。主な輸出品目は、花火や茶葉、既製服、生活用品、機械、建材などという。
このほか中国を海外を結ぶ国際貨物輸送ラインでは、新彊ウイグル自治区ホルゴスとウズベキスタン最大都市のタシケントを結ぶ6146キロの路線がある。所用期間は11日。内モンゴル自治区エレンホト(または万州里)とロシア・モスクワを連絡する8047キロ(または1万90キロ)の長距離路線もある。所用期間は13日(15日)に及ぶ。《ZN》
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