NY原油:続伸で82.20ドル、供給過剰感の後退で買い先行

2014年10月30日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:04JST NY原油:続伸で82.20ドル、供給過剰感の後退で買い先行

NY原油は続伸(NYMEX原油12月限終値:82.20 ↑0.78)。82.88ドルまで上昇した後、一時81.69ドルまで下落した。この日発表された米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)で、国内全体の原油在庫が予想より少ない増加にとどまったことから、供給過剰感が後退して買いが先行した。

その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明が発表され、量的緩和終了を決定。そして、異例な低金利に関するフォワードガイダンスの文言「相当の期間」は残ったが、労働市場の評価が上方修正された(「活用不足は徐々に縮小」)。それを受けて、早期利上げ観測によるドル全面高となり、原油に売り圧力がかかり、上昇幅が縮小した。

【米週次原油在庫統計(10/24時点)】

原油在庫  :+206.1万バレル(予想+365万バレル、前回+711.1万バレル)
ガソリン在庫:-123.6万バレル(予想-90万バレル、前回-129.9万バレル)
留出油在庫 :-529.4万バレル(予想-140万バレル、前回+104.9万バレル)
製油所稼働率:86.6%(予想86.95%、前回86.7%)《KO》

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