(中国)宅配便の利用が拡大、100億件の大台突破

2014年10月29日 08:36

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記事提供元:フィスコ


*08:40JST (中国)宅配便の利用が拡大、100億件の大台突破
中国本土で宅配便の利用数が急増している。全国宅配サービス企業による年初から10月20日までの宅配貨物取扱数が100億件の大台を突破した。100億件を超えるのは今回が初めて。国家郵政局が27日付で報告した。

宅配サービスが牽引し、郵便業全体の業績も堅調に推移している。1~9月期の総収入と貨物取扱数はそれぞれ2294億1000万人民元と2555億8000万件で推移。いずれも前年同期比で横ばいを確保している。うち宅配貨物取扱数は5割増の94億件だった。9月単月の総収入は過去最高を更新し、宅配貨物収入が全体の6割超(↑7.7ポイント)を占めた。地域別の宅配便取扱数(1~9月期)はトップが広東省(うち広州市で9億4000万件)。以下、浙江省、江蘇省、上海市、北京市と続く。上位5省・市の取扱い量は宅配便全体の約7割を占めた。

一方、「双11商戦(11月11日の光棍節=独身の日)」の期間中は宅配便発送数が5億1000万件を上回る見通し。前年同期比では約50%増加する計算だ。ピーク時の発送数は9000万件を超え、平常時の3300万件を大幅に上回ると予想されている。《ZN》

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