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古河電工、フランスの国際熱核融合実験炉(ITER)向け超電導ケーブルを受注
古河電気工業は、現在フランスで建設中の国際熱核融合実験炉(ITER)用の超電導ケーブル約30トンを日本原子力研究開発機構から受注した(写真:古河電気工業の発表資料より)[写真拡大]
古河電気工業は24日、現在フランスで建設中の国際熱核融合実験炉(ITER)用の超電導ケーブル約30トンを日本原子力研究開発機構から受注したと発表した。受注額はITER用超伝導ケーブル累計で25億円だという。納入は、2015年2月~2016年10月にかけて行う予定。
ITERは、日本、欧州連合(EU)、ロシア、アメリカ、韓国、中国、インドにより進められている国際プロジェクトで、核融合エネルギーが科学技術的に成立することを実証する目的で行われている。核融合反応を実現するには、1億度以上の高温プラズマを強力な磁場で閉じ込め、強い磁場の変化を使い、プラズマに大電流を発生させる必要があるという。この磁場の変化を発生させるセンター・ソレノイド(CS)7基に用いられるNb3Sn(ニオブスズ)超電導導体の製作は日本が行っており、同社がこのうちの2基分の超電導ケーブルを製造する。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)
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