三菱東京UFJ、ブラジルの政府系開発銀行と提携 日系企業への支援を強化

2014年10月14日 15:59

印刷

 三菱東京UFJ銀行は14日、子会社のブラジル三菱東京UFJ銀行とともにブラジルの政府系開発銀行であるブラジル国立経済社会開発銀行(BNDES)と、包括的な業務提携に関する覚書を締結したと発表した。ブラジル投資を検討している日系企業への支援を一層強化するほか、セミナーを共同開催するなどサービスを拡充するという。

 同行によると、BNDESは1952年にブラジル連邦政府が全額出資して設立された。現地通貨レアルで長期融資を実施している金融機関としては同国最大。同国経済の持続的発展に重要な役割を担うほか、ブラジルにのほぼ全ての開発事業投資に参画しており、日本・ブラジル両国での協働が見込まれる造船やインフラプロジェクト・農業・鉱物資源・エネルギー等の分野において重要な存在となっている。

 三菱東京UFJ銀行は、1919年に前身の横浜正金銀行がリオ・デ・ジャネイロに支店を開設し、現在はブラジル三菱東京UFJ銀行を通じてブラジルでサービスを提供している。

関連記事