NY原油:反落で85.74ドル、OPEC価格維持の姿勢希薄の見方で売り先行

2014年10月14日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:02JST NY原油:反落で85.74ドル、OPEC価格維持の姿勢希薄の見方で売り先行

NY原油は反落(NYMEX原油11月限終値:85.74 ↓0.08)。84.20ドルまで下落した後、一時85.87ドルまで上げ、プラスに転じたが、維持できずに終わった。サウジアラビアが今月に入って11月のアジア顧客向け原油価格を引き下げた動きに、イラクが12日に追随。石油輸出国機構(OPEC)は、価格ではなく、市場シェアの維持に主眼を置いている、との見方がさらに強まり、売りが先行した。

クウェートの石油相も、「OPECが価格を支えるために減産することは考えにくい」、と述べた。ただ、NY通常取引での大半は買い戻しが目立つ展開になったが、米FRBの利上げペース鈍化示唆によるドル安傾向や、中国の輸入拡大による需要の先行き期待感などが、買いにつながったとみられる。《KO》

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