リコー、スマホで遠隔操作できる業務用タフネスデジカメ「RICOH G800SE」を発売

2014年10月8日 15:27

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リコーインダストリアルソリューションズが11月中旬に発売するデジタルカメラ「RICOH G800SE」。Wi-Fi接続でスマートフォンなどの機器から遠隔操作できる(写真:同社発表資料より)

リコーインダストリアルソリューションズが11月中旬に発売するデジタルカメラ「RICOH G800SE」。Wi-Fi接続でスマートフォンなどの機器から遠隔操作できる(写真:同社発表資料より)[写真拡大]

 リコーインダストリアルソリューションズは8日、防水・防塵・耐衝撃性・耐薬品性を備えたデジタルカメラ「RICOH G800」の拡張モデルとして、Wi-Fi接続でスマートフォンなどの機器から遠隔操作できる「RICOH G800SE」を11月中旬に発売すると発表した。

 今回発売する「RICOH G800SE」は、撮影映像をスマートフォンの画面で確認しながらズームやフラッシュなどのカメラ設定を行い撮影ができる。撮影した画像データなどの受信もでき、撮影方法や画像データの移行などで利便性も向上させた。スマートフォンで取得したGPSの位置情報を受信し画像に書き込むことも可能。

 また、企業内ネットワークシステムでの管理機能を強化しており、複数台使用する場合、従来は一台一台を手動で管理しなければならなかったファームウエアバージョンアップやカメラの設定などが、サーバーを通じて一括で設定変更できるようになった。

  ベースモデルの「RICOH G800」と同じく、二酸化塩素水での消毒に耐える耐薬品性の強化などに対応。防水・防塵・耐衝撃など工事現場をはじめとする過酷な現場に適したタフ性能やカメラの操作制限が行えるカメラロック機能、テンプレートとしてモニター上で参照しながら、同一構図での撮影ができる機能なども備える。

 SDHCタイプとSDXCタイプのSDカードにはパスワード設定ができ、紛失または盗難にあった場合などでも画像の流出を防ぐことができる。

 有効画素数は1600万画素、光学ズーム 5.0倍、デジタルズーム4.0倍、モニターは3.0型液晶、本体サイズは118.8mm(幅×71.0mm(高さ×41.0mm(奥行き)、重量は318g。無線LAN(IEEE802.11b/g/n)機とBluetooth Ver.2.1+ EDRに対応する。

 電気、ガス、水道、道路などのインフラ保守管理や災害対策をはじめ、自治体、警察、消防、病院での写真管理など幅広い業務での利用を見込む。

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