鹿島、水中の放射性セシウム濃度の連続モニタリング装置を開発

2014年9月19日 12:37

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鹿島と日本金属化学が開発した水中の放射性セシウム濃度を高速に検知する連続モニタリング装置 「セシモニウォーター」(鹿島の発表資料より)

鹿島と日本金属化学が開発した水中の放射性セシウム濃度を高速に検知する連続モニタリング装置 「セシモニウォーター」(鹿島の発表資料より)[写真拡大]

 鹿島は18日、日本金属化学との共同研究で、水中の放射性セシウム濃度を高速に検知する連続モニタリング装置 「セシモニウォーター」を開発したと発表した。除染に伴って発生する除去土壌の中間貯蔵施設での利用を見込む。

 同装置は、排水中の放射性セシウム濃度を監視するもの。公的に定められた分析と合わせて利用することで、安全性の向上を図る。

 現在計画が進んでいる、除染に伴って発生した除去土壌などの中間貯蔵施設での適用を見据え、性能検証と自動運転化を進め、常時監視の実現を目指すという。

 中間貯蔵施設では、排水の河川への放流が発生することが予想される。通常の水質管理項目に加え、放射性セシウム濃度についての計測が重要となる。

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