NY原油:反発で92.83ドル、ロシア産原油の供給懸念の思惑

2014年9月12日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:02JST NY原油:反発で92.83ドル、ロシア産原油の供給懸念の思惑

NY原油は反発(NYMEX原油10月限終値:92.83 ↑1.16)。国際エネルギー機関(IEA)がこの日公表した月報で、「最近の需要の伸び鈍化は驚くほど」として、2014年、15年の世界石油需要見通しを下方修正したことから、売りが優勢になっており、寄り付近の90.75ドルが安値になった。

しかし、欧州連合(EU)がロシアに対する追加制裁(12日から発動)の内容を発表したことで、欧米とロシアの対立激化、ロシア産原油の供給懸念の思惑から、買いに転換。その後、オバマ米大統領が「EUの対ロシア制裁強化に追随する」と表明したこともあり、一時92.99ドルまで上昇した。《KO》

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