伊藤園、「お~いお茶」の茶殻をリサイクルした「茶殻入りパレット」を開発

2014年9月7日 19:08

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伊藤園は、ウッドプラスチックテクノロジーと日本パレットプールと共同で、緑茶飲料「お~いお茶」の茶殻を活用した「茶殻入りパレット」を開発した。

伊藤園は、ウッドプラスチックテクノロジーと日本パレットプールと共同で、緑茶飲料「お~いお茶」の茶殻を活用した「茶殻入りパレット」を開発した。[写真拡大]

 伊藤園は5日、ウッドプラスチックテクノロジーと日本パレットプールと共同で、緑茶飲料「お~いお茶」の茶殻を活用した「茶殻入りパレット」を開発したと発表した。同社では、「エコT-パレット」というブランド名で9月から「お~いお茶」などの原材料を工場へ運搬する際のパレットなどに順次使用するという。

 同製品は、「お~いお茶」の製造時に発生する茶殻を、プラスチックと木質繊維との複合材であるウッドプラスチックに配合した。茶殻の配合量は、パレット1枚あたりに「お~いお茶」525mlペットボトル約100本分となっている。なお、この茶殻が茶樹として吸収した炭素分、二酸化炭素は換算すると約994gになるという。

 また、曲げ強度が強く、温度による変形が少ないため、長期間の繰り返しの使用にも適しているという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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