NY原油:反落で94.45ドル、在庫減少もユーロ安・ドル高で売り先行

2014年9月5日 07:01

印刷

記事提供元:フィスコ


*07:04JST NY原油:反落で94.45ドル、在庫減少もユーロ安・ドル高で売り先行

NY原油は反落(NYMEX原油10月限終値:94.45 ↓1.09)。この日、欧州中央銀行(ECB)がサプライズの利下げと資産担保証券(ABS)の購入開始を決定したことで、ユーロ安・ドル高になっており、94ドル台に下げて寄り付いた。その後、米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)発表の直前に、高値95.28ドルまで上昇。在庫は減少が目立ったが、ユーロ安・ドル高の一段の進行に売りが勝り、94.16ドルまで下落した。

EIA週報(週次石油在庫統計)では、米国内全体の原油在庫が予想以上に減少し、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫も減少に転じた。また、ガソリン在庫が大幅に減少しており、相場の下げ渋りにつながった面があるとみられる。

【米週次原油在庫統計(8/29時点)】

原油在庫  :-90.5万バレル(予想-100万バレル、前回-207万バレル)
ガソリン在庫:-232.2万バレル(予想-140万バレル、前回-96万バレル)
留出油在庫 :+60.5万バレル(予想-100万バレル、前回+125.2万バレル)
製油所稼働率:93.3%(予想93.1%、前回93.5%)《KO》

関連記事