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【話題】TOPIXが昨年来高値に1ポイント弱に迫る
■アベノミクス第2章を読んだ展開
TOPIX(東証株価指数)が、前日比10ポイント高の1307.09ポイントと、今年の高値1308.08ポイント(場中値、1月17日)に1ポイント弱まで接近している。日経平均が今年の高値まで、まだ335円となっているのに比べるとTOPIXの強さが光る。
しかも、TOPIXは今年1月に昨年暮れの高値を更新している。これに対し、日経平均は今年の高値の上には、まだ昨年暮れにつけた1万6320円が控えている。
輸出関連株の動きを反映しやすい日経平均、一方のTOPIXは内需関連株の動きを反映しやすい。
最近は円安でも企業々績には、さほど大きく寄与しないということが日経平均の遅れとしてあるようだ。また、別の見方をすれば、アベノミクス第1章は金融緩和→円安→株高という、打ち上げ花火的な政策だった。これに対し、アベノミクス第2章は、既に花火大会に多くの人が集まったことから、次は、集まった人にすばらしい内容の花火を見せる順番である。
第1章の輸出型日経平均に対し、第2章ではTOPIXの内需型が柱ということだ。総理が言う、「景気回復の実感を都会だけでなく地方の隅々まで実感してもらえるようにする」ということである。
今回の改造内閣では新たに地方創生の担当大臣ポストがつくられ、腕利きの石破氏が大臣に就任する。地方創生、日本強靭化計画が、本格化するとみられ、それはTOPIXを押し上げることにつながる。
もちろん、TOPIXだけでは心もとないため打上花火的存在の日経平均も上伸に加わり、アベノミクス第2章を盛り上げるものとみられる。
アベノミクス第2章では日経平均のリーマンショック前高値1万8300円(2007年2月)、TOPIXの1823ポイント(2007年2月)を期待してよいのではなかろうか。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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