NY金:反発で1290.40ドル、ウクライナ情勢の緊迫化を受けて買いが強まる

2014年8月29日 07:01

印刷

記事提供元:フィスコ


*07:05JST NY金:反発で1290.40ドル、ウクライナ情勢の緊迫化を受けて買いが強まる

NY金は反発(COMEX金12月限終値:1290.40 ↑7.00)。ウクライナ情勢の緊迫化を受けた買いに、寄り後まもなく1297.60ドルまで上昇した。その後、米経済指標の改善でいったん売りに転じ、1288.00ドルまで下落したが、それ以降も1291ドル前後で底堅い感じの動きになった。

ウクライナ情勢については、親ロシア派武装集団が28日、ウクライナ・ドネツク州のロシア国境の街をほぼ制圧。ロシアが武器・人員など支援を強化したとの見方が出るなか、ポロシェンコ・ウクライナ大統領が、「ロシア部隊が領内に侵入」と緊急声明を発表し、一気に緊迫する状況になった。

一方、この日発表された米国の経済指標は、4-6月期GDP改定値が予想に反して上方修正され、先週分新規失業保険申請件数も予想外に減少。また、7月中古住宅販売成約指数が予想を大きく上回り上昇に転じ、どれも改善した。《KO》

関連記事