関連記事
スコットランドが独立すると英国の核兵器が行き場を失う?
スコットランドでは9月18日に英国から分離独立するかどうかを問う住民投票が行われる。現状では反対派が優勢とみられているが、賛成派が逆転した場合には英国の核兵器が行き場を失ってしまう可能性があるという(Bulletin of the Atomic Scientistsの記事、本家/.)。
現在、英国の核兵器はすべてスコットランドのクライドにある海軍基地に配備されている。しかし、スコットランド政府では独立が成立した場合にすべての核兵器を安全に廃棄し、スコットランド領内への持ち込みを永久に禁止すると公約している。一方、英政府や国防相はスコットランドが独立の道を選ばないと信じていると繰り返し主張し、代替の候補地選びは進めていないという。また、国防相は核兵器をイングランドに移動することは非常に困難であり、多大な費用がかかるとも述べているとのこと。ただし、比較的速く手頃な費用ですべての設備をイングランドに移動できるという意見も専門家から出ており、英政府や国防相の主張は政治的意図を持ったものだとの見方もあるようだ。 スラッシュドットのコメントを読む | 軍事 | 英国 | 政治 | 原子力
関連ストーリー:
SF作家チャールズ・ストロス氏、作品のアイディアをNSAが先に実行してしまったために執筆を断念 2013年12月15日
ロシアの核弾頭は米国で原子力発電に使われていた 2013年12月13日
核爆弾の処理方法 2009年09月28日
核弾頭の製造方法が分からなくなり、米国でトライデントミサイル再整備計画が停滞 2009年03月11日
米軍、40年前にグリーンランド北部に核爆弾を遺棄 2008年11月14日
ロシア核ミサイルを市民団体が買い取り、廃棄 2006年05月24日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク