NY原油:反発で96.07ドル、米国内在庫の大幅減で需要期待が強まる

2014年8月21日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:04JST NY原油:反発で96.07ドル、米国内在庫の大幅減で需要期待が強まる

NY原油は反発(NYMEX原油9月限終値:96.07 ↑1.59)。94.87ドルを安値に、96.47ドルまで上昇した。この日発表された米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)で、国内全体の原油在庫が予想以上に大きく減少していたことや、製油所稼働率が上昇に転じたことが注目され、需要の先行き期待感から買いが優勢になった。

ただ、EIA週報では、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫がさらに増え、ガソリンも減少予想に反して増加したことから、売りが出る局面もあったとみられる。なお、21日から取引の中心になる10月限の20日値動きは、高値が93.58ドル、安値が92.92ドルで、引けは93.45ドル(前日比0.59ドル高)であった。

【米週次原油在庫統計(8/15時点)】

・原油在庫  :-447.4万バレル(予想-175万バレル、前回+140.1万バレル)
・ガソリン在庫:+58.5万バレル(予想-155万バレル、前回-116万バレル)
・留出油在庫 :-96万バレル(予想-30万バレル、前回-242.1万バレル)
・製油所稼働率:93.4%(予想91.2%、前回91.6%)《KO》

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