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凸版印刷、北九州市で電力データ活用の家庭向けエネルギー情報サービスの実証実験を実施
凸版印刷は15日、北九州市で、自立的なビジネスモデルの構築に向けた家庭向けエネルギー情報サービスに関する実証実験を18日から9月12日までの平日に実施すると発表した。
この実証実験は、2010年4月から経済産業省が主導する「次世代エネルギー・社会システム実証」の実施地域に選ばれた北九州市で行われている「北九州スマートコミュニティ創造事業」の一環として行われている。同社では2012年度から毎年実証実験を行っており、今年で3回目となる。
実証実験は、北九州スマートコミュニティ創造事業の実証実験が行われている北九州市八幡東区東田地区のモニター100世帯に対して行われる。実験では、昨年に同社と富士通が共同開発した次世代レコメンドシステム「VIENES(ヴィエネス)」を活用し、スマートメーターが設置された世帯から取得した電力データを分析し、モニターが所有するスマートフォンなどの携帯端末にイオンモール八幡東店の「お得」なサービス情報を、各世帯のライフスタイルに合わせた時間に配信するという。そして、情報を受け取ったモニターがイオンモール八幡東店に来店し、専用カードリーダーに登録済みのWAONカードをタッチすることにより、来店情報の取得とインセンティブの付与が行われるようにする。
同社では、適切な時間に情報配信することによる反応率や省エネ、節電効果の定量的な検証などを行うとしている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)
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