NY金:続伸で1315.70ドル、米金融緩和政策が長引くとの思惑が広がる

2014年8月15日 07:01

印刷

記事提供元:フィスコ


*07:04JST NY金:続伸で1315.70ドル、米金融緩和政策が長引くとの思惑が広がる

NY金は続伸(COMEX金12月限終値:1315.70 ↑1.20)。寄り付近の1310.70ドルを安値に、一時1321.80ドルまで急上昇したが、その後は前日終値(1314.50ドル)前後で推移した。この日、ロシアのプーチン大統領がクリミア半島で演説を行い、ウクライナ停戦に向けて全力を尽くすと表明したことから、安全資産としての金の買い需要が後退するなかでの取引となった。

しかし、寄り後まもなく発表された米国の先週分新規失業保険申請件数が予想以上に増加したことで、連邦準備理事会(FRB)の金融緩和政策が長引くとの思惑が広がり、買いが一時急速に強まった。それ以降は、強弱材料が併存する状況に、方向性が出にくくなったとみられ、前日からほぼ横ばいのような動きが続いた。《KO》

関連記事