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ヒートアイランドの暑さを吹き飛ばせ! 今夜は全身汗だくになるまでヒップホップ・パーティで盛り上がろう。
Are you OK ?
Let’s Have A Paaaaaaaaaaaarty !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
梅雨が明けた途端に、都会はヒートアイランドの熱気がムンムン。さすがに、蒸し暑いのにはウンザリだけど、どうせ暑いのなら、思い切り音楽を身体中に受け入れて、陽気に“暑気払い”をしてしまおう!
そう、今夜は身体も心もノリノリのヒップホップ・パーティでモヤモヤした気分とはオサラバ。ステージに登場するのは、今やヒップホップの“カリスマ”といっても過言ではない、ニュースクールの代表選手、デ・ラ・ソウルだ。今年は彼らのデビュー作にして名盤の誉れ高い『スリー・フィート・ハイ・アンド・ライジング』がドロップされて25周年!まさか、25年前に彼らがこうして今もステージでパーティをしているなんて予想していた人はいないに違いない。それくらい“奇跡”のライヴなのだ。
彼らは89年、プリンス・ポールのプロデュースの下、ニューヨークのロングアイランドで結成。それまでのヒップホップが、どちらかというとコワモテなイメージを前面に出してアピールしていたさ中に、彼らは人懐こくてちょっとお茶目なリリックと風体で、ヒップホップにポップな要素を取り入れていった最初のグループだ。
革新的だったのはリリックやアティテュードだけではない。緻密に繋ぎ上げられたバック・トラックは、それまでのヒップホップの大半がソウルやR&Bからの音を借用していたのに対し、彼らは白人のポップスやAOR、あるいはジャズといった都会的でオシャレなサウンドを繋ぎ合わせ、それまでバイオレンス的なイメージが強かったヒップホップを一挙にハッピーなポップ・ミュージックの1ジャンルにして、人種を超えた人気を獲得していったのだから、彼らの功績はまさに偉大だ。
そんな彼らが去年に引き続き、今回も重低音を思い切り響かせたエネルギッシュなパーティを展開している。もちろん、ちょっとポッチャリした身体でところ狭しと飛び回る彼ら独特のユーモア溢れるステージングは健在。名刺代わりの1曲「ミー・マイセルフ&アイ」でコール&レスポンスをすれば、会場の空気は沸点に! みんなで大合唱して暑さなんか吹き飛ばしてしまえばいい。心地好い汗をかいた後は、なぜか湿度の高いヒートアイランドに吹く風も涼しげに感じられるから、気分はサイコーだ。
さて、今宵もポス、トゥールゴイ、メイスの3人がどんなアティテュードでみんなの気分を盛り上げてくれるのか? ヒップホップのライヴは即興が多いから、ステージに上がっている彼ら自身が、オーディエンスと一緒にその場の空気を作っていく。実際に始まってみないとわからないことがいっぱい。
デ・ラ・ソウルのビルボードライブ東京公演は8月14日まで。そして8月16日に行われるサマーソニックでBillboard JAPAN Partyに出演。ビーチステージのトリを務める。さらに8月18日にはビルボードライブ大阪で単独公演を行う。
毎晩が“今宵限り”のパフォーマンス。
それじゃ、全身汗だくになるまで、パーティをとことん楽しもうよ!
TEXT:安斎明定(あんざい・あきさだ)
編集者/ライター
東京生まれ、東京育ちの音楽フリーク。真夏の熱帯夜には南アのシュナン・ブランがサイコーに喉の渇きを潤してくれる。
PHOTO: jun2
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※この記事はBillboard JAPANより提供を受けて配信しています。
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