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NY原油:反発で97.59ドル、供給不安の根強さから買い優勢
記事提供元:フィスコ
*07:03JST NY原油:反発で97.59ドル、供給不安の根強さから買い優勢
NY原油は反発(NYMEX原油9月限終値:97.59 ↑0.22)。96.75ドルまで下落後、97.78ドルまで上昇した。この日発表された米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)で、国内全体の原油在庫が減少予想に反して大きく増加し、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫も増加幅が拡大、また、製油所稼働率が引き続き低下したことで、売りが先行した。
しかし、その後は、イラクやリビアからの供給への先行き不安も根強いとみられ、買いが急速に盛り返した。イラクでは、首相指名をめぐる政治的対立の激化から混乱が深まる可能性がある。また、リビアでは、イスラム過激派や民兵組織などの勢力が拡大する一方、政府の統治機能が急低下し、事実上の内戦状態といわれ、懸念が強まる状況になっている。
【米週次原油在庫統計(8/8時点)】
・原油在庫:+140.1万バレル(予想:-163万バレル、前回:-175.6万バレル)
・オクラホマ州クッシング原油在庫:+41.8万バレル(前回:+8.3万バレル)
・ガソリン在庫:-116万バレル(予想:-114万バレル、前回:-438.7万バレル)
・留出油在庫:-242.1万バレル(予想:+3万バレル、前回:-179.8万バレル)
・製油所稼働率:91.6%(前回:92.4%)《KO》
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