NY金:反発で1310.60ドル、独指標悪化やウクライナ懸念再燃で買い優勢

2014年8月13日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:04JST NY金:反発で1310.60ドル、独指標悪化やウクライナ懸念再燃で買い優勢

NY金は反発(COMEX金12月限終値:1310.60 ↑0.10)。1319.30ドルまで上昇した後、一時1309.30ドルまで下落したが、前日終値(1310.50ドル)をかろうじて上回って引けた。この日発表されたドイツの8月ZEW景気期待指数が急低下したこと、また、ウクライナ東部への人道支援実施をめぐるロシアの侵略疑惑に地政学的リスクが再燃したことで、安全資産としての金の買いが先行した。 NYダウがいったん下落幅を縮小する動きをみせた際に、金相場も一時下落に転じたとみられる。

12日発表のドイツの8月ZEW景気期待指数は8.6であった(予想は17.0、7月が27.1)。一方、ロシアが、ウクライナ東部への人道支援として、食糧などの支援物資の搬送に踏み切ったことで(トラック280台規模)、欧米は人道支援を口実にロシアが介入を強める可能性を警戒する状況となった。《KO》

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