ヤフー:10月より一般向けゲノム解析サービスを提供開始、「Yahoo!ヘルスケア」の新プロジェクト「HealthData Lab」で

【8月12日、さくらフィナンシャルニュース=東京】

ヤフー(東1:4689)は11日、病気や薬、健康にかかわる情報を提供するサービス「Yahoo!ヘルスケア」が取り組む新プロジェクト「HealthData Lab」において、10月より一般向けゲノム解析サービスの提供を開始すると発表した。

「HealthData Lab」では、2型糖尿病・脳卒中・腎臓病などの生活習慣病や、肥満・不眠症などの病気、尿酸値・飲酒量などの体質を含めた約300項目の解析が可能。また、解析項目には祖先解析も含まれる。この祖先解析では、母親から受け継ぐミトコンドリアDNAから、自分と同じ遺伝子をもつグループがどこで生まれてどう移動してきたのかをたどることができるという。

そのほか、PHR(パーソナルヘルスレコード)と呼ばれる、個人の健康情報を収集して可視化し、保存できる仕組みも提供する。歩数などの日々の運動量、睡眠時間、体重・体脂肪などの情報を、センサーが搭載されたスマートフォンなどのデバイスを用いて収集し、専用のPHRアプリ(今冬提供予定)を使って登録、管理できる。

ヤフーでは、将来的にゲノム解析情報だけでなく、PHRも含めた情報を総合的に解析して、健康を維持するための的確なアドバイスの提供を目指すとしている。 (岡野学)【了】

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