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人が興味を持つものを脳信号で調べる試み
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 米スタンフォード大学のヤツェク・ドモショフスキー氏率いる研究チームが、19歳~32歳までの被験者16人にテレビを視聴させ、そのときの脳信号を記録する実験を行った。その結果、見ているものに対して被験者が完全に集中または熱中している際の脳信号のパターンには相関関係があるということが判明したという(AFPBBニュース)。
実験では、脳波記録センサーを使って脳内の各部位の電気的活動を観察するとともに、機能的磁気共鳴断層撮影法(fMRI)を用いて被験者の脳をスキャンしたそうだ。その結果、観測されたいくつかのパターンが「被験者が完全に集中または熱中している」ことと相関関係があるということが分かったそうだ。
神経信号処理については、今後さらなる調整を重ねることで、大衆の反応を予測するマーケティングのための有用なツールになる可能性があるという。もう一つの可能性は、音楽分野での活用だという。リスナーグループの神経反応を測定することで、特定の楽曲の様々なバーションを評価することができる、とドモショフスキー氏は指摘している。
近い将来、脳信号を観察し、相手の望む広告を表示させるという技術も開発されるかもしれない。
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